日本コンベア株価を見て投資をする際気を付ける資本関係

日本コンベア株は長距離コンベアや立体駐車場、あるいは人材派遣業を営んでいる大阪に本社を置く企業です。日本コンベアの株価も当然これらのビジネスの成長によって左右されます。もちろん、株の価格は需給関係によって左右されるのですが、日本コンベア株価はそれ以外に会社四季報等に記載されないポイントがあります。日本コンベア株価はここ数年、非常に低迷していて200円台を上下しています。これは業績を反映したものです。しかし、前述したようにもう一つ大きなポイントがあります。日本コンベアに投資するに際して、2013年に未上場企業のTCSグループHDの傘下に入っていることです。TCSグループHDは、東京コンピューターサービス株式会社を発祥とした企業で、これまでも上場企業のMUTOHやテクノ・セブンと資本提携、つまり株に出資することによって大きくなってきた企業グループです。しかもTCSグループHDは数多くの上場企業を傘下に収めながらも未上場企業であるという特殊な株主資本関係であると言えます。つまり、日本コンベア株価は親会社であるTCSグループHDの経営方針や経営判断が大きく影響することを投資家は頭の隅に置いておく必要があると判断できます。現在、日本コンベアは台湾やベトナムなど世界展開を視野に拡大路線を進んでいますし、積極的なM&A政策によってコンベア事業や立体駐車場事業の収益安定を図っていますが、まだ投資に見合うリターンを得てはいないものと判断できます。今後TCSグループHDの高山会長が日本コンベアに対してどのような経営判断をするかは未上場ゆえよくわかりませんが、投資家はこれら親会社の動きも注視して投資機会を狙う必要があると判断できます。